大量の母集団を形成して選抜する方針から攻めの採用活動へ
ソフトバンク株式会社
- 従業員数
- 1万人以上
- 業種
- IT・通信
「データで世界を進化させる」を経営理念として掲げるユーザーローカル。Webマーケティング支援ツール「User Insight」やソーシャルメディア解析ツール「Social Insight」、メディア解析ツール「Media Insight」などデータを可視化・分析するツールを提供しています。
・ターゲットとなる学生にリーチできていなかった
・学生のニーズが多様化し、マス向けの戦略では通用しなくなっていた
・プログラミング研究に意欲のある優秀な学生が多数登録していた
・登録しているだけでなく、多くの学生がアクティブだった
・2019卒のエンジニアの半数以上をLabBase就職経由で採用
・幅広いエリアの学生が登録していたため、地方学生にもリーチできた
2007年に個人向け解析ツールをリリースして以来、ユーザーローカルはより多くの方がデータを活用できる世界を目指して様々なビッグデータ関連サービスを提供してきました。2017年には東京証券取引所マザーズに上場し、さらなる事業拡大を目指す同社が、なぜLabBase就職を導入し、どのような効果を感じているのか、CTOの三上様に伺いました。
三上様:まず、理系でプログラミングをやっている学生を獲得したいという狙いがベースにあります。ただ、一般的な求人媒体ではそのような学生にはリーチしづらいんです。実際にプログラミングをやっていて、エンジニア職に興味を持つ学生は一般的な求人イベントには参加しない傾向にありますよね。 そもそも、当社は採用基準を比較的高めに設定しているので、単純に説明会をやるだけでは、選考通過率が著しく下がることが予測できます。なので、少ない母数に向けてピンポイントに攻めていく必要があります。これまでは逆求人などをメインで利用していたのですが、採用手段の拡大・効率化を狙ってLabBase就職を導入しました。
三上様:当社がターゲットとしている、機械学習や自然言語処理、AIなどをしっかり研究している学生が多数登録していることを実感しました。プロフィール欄に研究内容を詳細に記載している学生が多いので、興味関心の対象やレベル感を推測しやすかったのは良かったです。導入前は「登録だけして利用していない学生も多いのでは」という懸念もあったのですが、実際はほとんどの学生がアクティブに動いていました。 あとは、LabBaseを運用している方々が、実際に全国各地の大学研究室に足を運んで生の情報を得ているなと感じる点が多々あり、それも他の媒体にはない魅力だと感じましたね。
三上様:スカウトメールでは、オンライン面談に誘導しました。当社は地方の学生も積極的に採用したいと考えていましたので、基本的にはオンラインで選考を進めて、最後の社長面接だけ来社いただいています。そういった点でいうと、関東圏だけでなく地方の学生も多数登録していたのは良かったですね。
三上様:結果、2019卒のエンジニアの半数以上をLabBase就職経由で採用できました。 当社のエンジニアは、データ解析のプロフェッショナル集団として日々サービス開発に取り組んでいます。 そのため新卒採用の採用基準を高く設定しているだけでなく、採用目標人数に囚われすぎず、優秀な学生がいれば採用するようにしているんです。その中で、LabBase就職経由でこれだけの学生を獲得できたので、やはり優秀な学生が多数登録しているんだなと思いましたね。
三上様:それほど知名度がないけど、魅力的な事業を推進している企業には最適だと思います。 理系で研究熱心な学生に魅力的だと思ってもらえるような事業や技術力があれば、知名度に左右されず学生とコミュニケーションできて、採用に結びつけられる確率が高いと思いますね。 また、今の学生は、給与や条件だけでは企業を選ばなくなっています。 働いている社員たちの雰囲気や、会社が目指すビジョンが自分の方向性と合うかどうかを重視する傾向にあるので、採用活動を通して事業以外の面も地道に伝えていく必要があると思います。
この資料からわかること
どのようなサービスで、どのような理系学生が利用しているのか
LabBase就職を活用し、採用に関する課題をどのように解決することができるのか
専攻別のエントリー数や内定数など、理系学生はどのような動きをしているのか