質を追求した採用で未来の幹部候補を獲得!山一電機がLabBaseで実現した「ミスマッチのない理系採用」

 

山一電機株式会社

従業員数
連結2,061人/単体390人(2025年3月末現在)
業種
メーカー

半導体検査工程に使用されるICソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品をグローバルに提供するリーディング・カンパニー 「テストソリューション事業」「コネクタソリューション事業」「光関連事業」の3つの事業において、先鋭的な技術や製品を生み出しています。

導入前の課題

・幹部候補生になりうる理系に特化したハイレベル学生に出会える媒体がなかった
・採用の“質”を高めたいという思いがあった

導入の決め手

・ハイレベルな学生に出会えるダイレクトリクルーティング機能
・研究内容ベースで業務に直結する人材を検索・アプローチできる
・スカウトと求人掲載の両軸で活用可能

導入後の成果

・導入後3年間で12名に内定を出し、10名が入社
・LabBase経由の学生は入社後も定着率が高く、ミスマッチが少ない傾向
・採用ターゲットに合致した学生との出会いが安定的に生まれている


高精度なソケット製造技術で電子・半導体分野を支える山一電機株式会社。近年は開発領域の高度化により、理系の中でも将来の幹部候補となるようなハイレベル人材の確保が急務となっていました。

そこで同社が選んだのが、研究ベースで学生を検索できるダイレクトリクルーティングサービス「LabBase就職」。導入から3年間で12名の内定、うち10名の入社を実現。入社後のミスマッチも少なく、定着率の高い採用が実現しています。

今回は人事担当の山下氏と加藤氏に、LabBaseをどのように活用し、継続的な成功につなげているのかを伺いました。


「自社採用力」を高める第一歩としてLabBase就職を導入

―― LabBase就職を導入する前は、どのような課題がありましたか?

採用というのは、単なる人数合わせや目標人数を埋めるための作業ではないと考えています。会社の成長や今後の幹部候補になるような“ワクワクする人材”――たとえば「この学生が入ってくれたら、会社が大きく変わるかもしれない」「いつか花開くかもしれない」と感じるような、そういった将来の大谷翔平のような人材に出会いたいと思っていました。しかし、実際にはそういったハイレベルな理系人材に出会うことが難しく、「幹部候補となり得る人材がなかなか見つからない」というのが最大の課題でした。

特に、これまで国公立大学出身の理系人材が社内にほとんどおらず、彼らが加わることでどのような変化が起きるのかを経営陣や社内に示したい気持ちもありました。私たちのような現場では、「今までと違うタイプの人材は必要ないのでは」という声も多く聞こえてきましたが、“多様性”や“異質な力”が会社を進化させると信じていました。

――これまで主にどのような手法で理系人材の採用に取り組んでいたのでしょうか?

従来は、ナビサイト、従来型のエージェント、イベント型、合同説明会等あらゆる採用ツールを利用してきました。ただ、年々採用ツールやトレンドが多様化・細分化し、表面的な情報で選ぶ学生も増えています。優秀な学生とそうでない学生の“二極化”も非常に顕著になり、これまでの方法論だけでは埋もれた逸材にリーチできないことが多かったです。

“研究ベースで検索できる”LabBaseの深さがマッチした

―― 他に検討していた採用サービスや手法はありましたか?

他の媒体も検討しましたが、LabBaseを導入する決め手となったのは、その「プロフィールの研究に関する充実度」でした。LabBaseは理系学生、特に大学院生が多く登録しており、自身の研究内容を詳細に記載している点が特徴です。これにより、学生の研究テーマに基づいた精度の高い検索が可能となります 。また、LabBaseを利用する学生は就職活動への意識が高く、早期から動き出す傾向があるため、他の媒体では出会えない学生層にアプローチできると感じました。これは、採用活動の早い段階で優秀な学生に接触できるという点で大きなメリットでした。

――LabBaseは他サービスに比べてどんな学生層との出会いがありましたか?

やはり研究熱心な学生、専門性に自信を持つ学生が多く、その点で「一味違う」と感じます。スカウトする際も、研究内容や学びの姿勢がこちらへ伝わるので、会話の糸口が見つけやすく、質の高いマッチングが可能です。

スカウト、求人、データベース活用。自社に合った運用スタイルを確立

―― LabBaseは、どのような体制・スタイルで運用されているのでしょうか?

新卒採用は私と加藤の二人体制で行っています。今年は加藤がLabBaseの運用をメインで担当しており、昨年の運用データやスカウト文面を参考にしながら、アレンジして運用しています。メーカーとしてエンジニアの採用を行う上で、LabBaseは採用活動全体の流れや学生の動向を把握するのに最適なツールだと感じています。

スカウト文面においては、学生が親しみを感じ、安心して応募できるような、かしこまりすぎない文章を意識しています。これは、営業活動と同じで、いかに相手の懐に入り込み、距離感を縮めるかが重要だと考えているためです。検索条件については、当社の求める人物像を細かく因数分解し、自社のコア技術と、設計開発、分析力、CAD、グローバルといったキーワードを組み合わせて、いくつかのパターンを作成し検索しています。

3年で12名に内定、10名が入社。着実に成果を積み重ねた

―― これまでのLabBase経由の採用成果について教えてください。

ここ3年でLabBase経由で12名の学生に内定を出し、10名が実際に入社しています。本気で注力すれば、さらに成果を伸ばせると手応えを持っております。

またLabBase経由の学生は総じて「勉強熱心」「研究熱心」、特に院生が多く、専門性・スペシャリストタイプも見受けられます。早期から就職活動を始めていて、志望度も高く、他サービスの学生とは“反応や採用スピード”が違うのも特徴的です。

入社後の活躍・定着に差。ミスマッチのない採用に手応え

―― 定量的な成果だけでなく、定性的な変化についても伺いたいです。

LabBase経由で採用した学生は、自身の研究内容や専門分野を就職活動の軸としているため、入社後のミスマッチが非常に少ないと感じています。彼らは自身の専門性を活かせる環境やキャリアを求めているため、入社後の定着率も高い傾向にあります。

LabBaseのプロフィールには、学生がこれまで取り組んできた研究内容や勉強内容が詳細に記載されており、履歴書以上に彼らの学術的な背景を深く理解するのに役立っています。この情報は、入社後の配属やキャッチアップの際にも非常に有効です。また、LabBaseの導入を通じて、社内、特に現場社員の大学院生に対する理解が深まりました。以前は大学院生を敬遠する風潮がありましたが、今では彼らの専門性や学習意欲が評価され、「大学院生はやはり違う」という肯定的な認識が広まっています。

また、LabBase経由の学生は就職活動の開始時期が早いため、就職に対する意識が高いと感じます。彼らは専門性が高く、現場からは即戦力として評価されることが多いです。

単なる媒体ではなく、“採用の質”を高めるインフラに

―― LabBaseを使い続けて、感じる価値を教えてください。

LabBaseを使い続けて感じる価値は、単なる採用媒体ではなく、「採用の質を高めるインフラ」であるという点です。一般的なエンジニアとは一味違う、これまで出会えなかったようなユニークで優秀なエンジニアを採用できることが、LabBaseの大きな魅力だと感じています。LabBaseに登録している学生は、真面目で研究熱心な方が多く、自身の専門性を深く追求したいという強い志向性を持っています。ある意味、自身の研究に強いプライドを持っている学生が多い印象です。

また、LabBaseがなければ、採用担当者としてのキャリアを磨く上で、このように深く戦略的な採用活動を経験する機会は少なかったでしょう。理系学生、特にハイレベルな学生を採用するためには、どのようなスカウト文面や検索条件が効果的か、学生に響くメッセージは何かを深く考える必要があります。LabBaseは、そうした思考力を養う上で非常に面白い媒体です。

―― LabBaseの導入前後で、貴社の採用活動における「質」の定義や評価基準に変化はありましたか?

LabBaseの導入によって、採用における「質」の定義がより明確になりました。以前は人数確保に重点を置いていましたが、現在は「会社に貢献し、将来的に幹部候補になり得る人材」の採用を重視しています。評価基準も、単なる学歴や成績だけでなく、研究内容の深さや専門性、そして入社後のミスマッチの少なさといった点がより重視されるようになりました。

自社に合った理系人材との出会いを、継続的に

―― 今後、LabBaseをどのように活用していきたいとお考えですか?

今後も「他媒体では出会えない、尖った・専門性の高い学生」をLabBase経由で採用していきたいと考えています。学生の多様化やキャリア観の多様化が加速していますが、その中でも“自社にマッチする指向性”を持った理系人材と、ミスマッチなく長く活躍してもらえる出会いを作りたいですね。

――LabBaseに中長期的に期待することや要望があれば教えてください。

プロフィールに「キャラクター」や「人柄」がより分かる要素が増えると、さらにマッチ度や社風との親和性が高められるのではと期待しています。勉強内容だけでなく、「一緒に働くイメージ」が湧きやすいサービスになれば、理系学生の就活・企業の採用双方にとってより良いものになると感じています。

“採用は数より質”。本質的な出会いを求めるならLabBase

―― 最後に同じような悩みを持つ企業に向けて、アドバイスがあればお願いします。

採用活動は、『雨の匂いを察知するようなもの』です 。学生の動きや市場のトレンドを肌で感じ取り、「そろそろ動き出す時期だな」「今は少し落ち着いているな」といった感覚を掴むことが重要です 。この「感覚」を養うためには、とにかくLabBaseを熟知し、徹底的に使いこなすことです。様々な方法を試して、うまくいく時といかない時を体感することが大切です。

また採用活動において最も重要なのは、事前の準備です。スカウト活動の90%は、この事前準備で決まります。具体的には、ターゲット学生の設定、スカウト文面の作成、企業情報の整備の3点が鍵となります。時期によって学生に響くスカウト文面も異なるため、それらを事前に複数パターン準備しておくことも重要です。

LabBaseの導入を迷っている企業や人事の方々へ。もし、ご自身の採用スキルやキャリアをさらに磨きたい、あるいはこれまで出会ったことのない「未知の学生と遭遇したい」、「採用に対する価値観を変えたい」とお考えであれば、ぜひLabBaseを活用してみてください。

―― LabBaseからの告知 ――

この度、山一電機様ご登壇のオフラインイベントの開催が決定いたしました。
インタビューでは聞ききれなかった裏話を特別にお話しいただきます!7/18(金)20時開催です。
事前お申し込みが必須となっております。詳しくはこちらをご覧ください。

https://business.labbase.jp/event/250718/
 

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「LabBase就職資料3点セット」内容

この資料からわかること

  • LabBase就職サービス紹介

    どのようなサービスで、どのような理系学生が利用しているのか

  • 導入事例

    LabBase就職を活用し、採用に関する課題をどのように解決することができるのか

  • 理系学生の就活動向

    専攻別のエントリー数や内定数など、理系学生はどのような動きをしているのか